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来年度から大学入試に導入予定だった英語民間試験の導入が延期されました。
至極真っ当な判断です。
もともと大学入試にスピーキングがないから話す力がつかない。→入試を変えれば話せるようになるはずだ。→民間試験でスピーキングをやっているからそれを利用しよう。
という安易な発想のもとに進められてきた民間試験利用。
前文科大臣の柴山氏のもとにも、たくさんの延期要請が来ていたにもかかわらず、決断ができずここまで来てしまいました。
そもそも大学側が「英語のスピーキング試験を導入する必要性がある」と判断するなら各大学が2次試験や個別試験でスピーキングテストを課せばよいだけの話です。大学受験生が一斉に受ける共通テストにはなじまないことは明らかです。
柴山氏はこの点に関しての質問に対し、twitter上でなぜ2次試験では駄目なのかを明確に答えないまま退任されました。
令和6年までの延期とのこと。土台の議論からズレているのですから、根本から議論し直して欲しいと思います。
生徒達が4年後に、再び困惑することのないように関係各位にはお願いしたいと思います。