中学 英語新教科書 2年目

· 塾長の指導観・雑感

宇都宮英語専門進学塾EX 塾長のブログ

新指導要領実施にともない、昨年から中学の教科書がリニューアルされました。

 

このブログでも何度か取り上げていますが、小学校できちんと英語を習っていることを前提としたつくりの教科書となっており、基礎が不十分のまま、挫折してしまった子も多いようです。

 

中1にしては定期テストの平均点がかなり低い学校が多くありました。

 

高校入試はまず教科書レベルの問題をしっかり解けることが大切です。

本年の高校入試も英語の平均点がかなり低くなりそうですが、教科書を超えるレベルの出題はありませんでした。

 

教科書に載っている単語・熟語・文法。隅から隅までやれば、相当な分量になります。

 

教科書レベルはできるからもっと難しい問題を…等と考える人もいるようですが、いたずらに難しい問題をやる必要はありません。

 

宇都宮高・宇都宮女子校を狙うには英検準2級程度は合格していることが望ましいとは思いますが、高校入試の出題範囲は、あくまで英検3級レベルまでです。

 

高校に入ったら内容が難しくなるから、中学生の時から英検2級レベルまで狙おうという人もいるようです。

 

それをやっても良いのは、定期テストで常に95点以上、実力テストで常に90点以上の生徒だけです。

 

それ以下であれば、英検の先取りをやっている場合ではありません。

 

何回でも基本練習を繰り返しておくべきだと思います。

 

中途半端に英会話を小学生のうちからやっていた生徒は特に、英語の勉強が前のめりになってしまい、基礎を固めずに先の英検の級に行きたがる傾向にあります。

 

今、教科書で習っている基礎的な内容をきちんと仕上げてる。まずはそれだけで十分です。