宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ
宇都宮市だけでなく、全国的に高校2年生になると、4択問題を中心とした文法・語法問題集が生徒に配られることが多いです。
具体的には「NextStage」「BrightStage」「Vintage」「Upgrade」「Scramble」などです。
最近、共通テストから文法問題がなくなり、4択問題集をやる意義を見いだせない受験生から多く相談が寄せられます。
このような4択問題集は、文法項目別に問題が整理され、大学受験に必要な問題が効率的に学べるという利点があります。
しかし、4択問題集は使うべきタイミングや使い方を誤ると、結果につながりにくい参考書です。
このような4択問題集は、文法の基礎が固まっている生徒が総確認のために使うための問題集です。
基礎が固まっていない人、英文法の体系が頭に入っていない生徒がやるべき参考書ではありません。
ところが、高校2年生の最初から（高校によっては高１から）配布され、かつ小テストが行われたり、定期テストに類題が出題されることが多いことから、とりあえず問題をやり、よくわからなくても点数のために答えを覚えてしまおうという誤った学習をする生徒が多くなっています。
では、どうすればよいか。
誤った問題をきちんと説明できるようにすることです。
なぜその選択肢では解答になりえないのかを理解し、誤答の根拠を言えるようにすること。
これが一番大事です。
ところが、4択問題集の解説の多くは「なぜその選択肢が正解か」については書かれているものが多いものの、「なぜ他の選択肢が誤りか」について、すべての選択肢について説明されている参考書が少ないのです。
ここが4択問題集を独学で進めることが難しい理由です。
指導者がいれば、必要に応じて解説を受けながら4択問題集をやることができます。
そうすれば4択問題集によって、かなりの力をつけることができると思います。
高校で課題とされている以上、やらざるを得ない4択問題集を有意義な勉強に変えていって欲しいと思います。
なお、共通テストで文法問題が出題されないのに、そもそも文法問題に取り組むべきかについては以前の記事に書きましたので、以下を参照してください。
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