2024年共通テスト英語雑感

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宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ

2024年大学入学共通テスト英語について

リスニングについては、傾向が安定しています。悪問も消え、努力している生徒にとっては与しやすい問題だったと思います。

問題はリーディングです。

リーディングでは、わざと解きにくくするため、問題の出題順序の変更、正解の根拠をバラバラに書いておくなど、英語力とは無関係な意地悪い出題がされています。

また細かな選択肢の違いを見分ける必要があるため、英文を読む能力以上に、選択肢を慎重に吟味する能力が必要です。

一部の受験者や指導者からは、何のためにこのような出題がされているのか、出題意図が不明瞭であるとの声も上がっています。

また、分量も多く、80分で6300語とされ、他の英語試験と比較しても内容量は相当です。

さらに、共通テストの方がTOEICより、推測や言い換えが難しく、英語指導者でさえ、完全な解答を時間内に行うのは難しくなっています。

全体を通じて、共通テスト英語は年々難易度が増しており、細かい情報の違いを見極める能力が求められています。

この傾向は、特に中下位層の受験生にとっては厳しいものとなっており、試験の内容についての改善や調整が必要であると思われます。

受験生は、これらの変化に対応するために、ただ単に英語力を高めることはもちろん、問題を深く理解し、効果的に解答するスキルを養うことが求められています。演習量がものをいうといっても過言ではないでしょう。

共通テスト英語の難易度は、2025年からさらに上がると予測されています。

指導要領が変わる代の入試なので、高いレベルの語彙が入った文章が出題されることになるでしょう。

より高度な読解力・時間管理能力・選択肢の吟味能力・語彙レベルを上げるなど、鍛えるべきことは山のようにあります。

来年の受験生は心して準備してください。

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