基礎固めの本質

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宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ

「基礎固め」という言葉を聞くと、多くの人が「基礎問題を徹底的に解くこと」を想像するかもしれません。しかし、実は基礎固めにはもう一つの重要な側面があります。

それは、応用問題や難問題を通じて基礎を振り返ることです。

一見すると矛盾しているように思えるかもしれません。

「基礎を完璧にするためには基礎問題を解くべきだ」というのは直感的には正しいように感じますが、実際には違います。

基礎というのは、その名の通り「基本的な知識や技術」のことですが、これを「完璧」にすることはほぼ不可能です。

なぜなら、基礎は常に新たな情報や経験によって深まるものであり、一度学んだだけでは本当に理解したとは言えないことが多いからです。

そこで重要なのが応用問題や難問題です。

これらの問題は、基礎をどれだけ使いこなせるかを試す場です。

応用問題に取り組むことで、自分が基礎をどれだけ理解しているのか、どこがまだ弱いのかが明確になります。

また、応用問題を解く過程で基礎を何度も振り返り、再確認することができます。これは、単に基礎問題を解くだけでは得られない深い理解につながります。

例えば、動名詞とは動詞にingを付けて名詞と同じような役割を果たす、という通り一遍の文法用語を覚えるだけではなく、それが文の中で実際にどう使われるのか。動名詞に冠詞は付くのか。不定詞の名詞的用法とどのように使い分けるのか。

 

など、様々な角度から考えることで、動名詞の本当を理解ができるようになります。

 

こうしたプロセスを通じて、基礎は単なる知識から実際に使えるスキルへと変わっていきます。

 

もちろん、基礎問題を解くことも重要です。特に初めて学ぶ内容に関しては、基礎問題を通じて基本的な考え方や手順を身につけることは避けて通れません。

 

しかし、それに固執しすぎて応用問題に取り組む機会を逃してしまうと、基礎の理解が浅くなってしまう可能性があります。

 

基礎問題で基本を固めつつ、応用問題を通じてその基礎を実際に使いこなす力を養う。これにより、生徒たちは本当の意味で基礎を理解し、応用力を身につけることができるようになります。

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