子どもの「意識の高さ」

· 塾長の指導観・雑感

宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ

 

中3の生徒に「大学受験は高校受験と比べ物にならないくらい大変」と何度説明しても、その重要性が十分に伝わらないケースが少なくありません。

 

まず、大学受験の難しさを具体的に示すと、覚えるべき英単語の数は高校受験の3倍以上、受験科目数も2倍以上になります。しかし、多くの生徒はこの現実を「高校受験の1.2倍くらいの大変さ」と軽く考えがちです。

 

私は長年、中学で他塾に通い、高校生になってから塾に入ってきた生徒を多く指導してきました。

 

その経験から、中学時代にどのように受験勉強に取り組んで来たかによって、高校入学時の意識レベルや学力に大きな差が生まれることに気づきました。

 

例えば、料理のたとえで考えてみましょう。

 

中学時代の塾での学びは、料理の基本的な技術を身につける過程だといえます。しかし、単に調理法を教えるだけの塾と、食材の選び方から盛り付けまで総合的に教える塾では、生徒の「料理人としての成長」に大きな差が出ます。

 

自立心や自律性を育てなかった塾、高校受験だけを目標にして、その先を考えなかった塾で学んだ生徒は、高校入学後すぐに苦労することが多いのです。

 

これは、基本的な調理技術は身についたものの、自分で献立を考えたり、新しいレシピに挑戦したりする力が育っていないようなものです。

 

中学時代の塾での指導から離れたとき、その生徒の「意識の方向性」が上を向いているか、下を向いているかが重要です。言い換えれば、その生徒の「学びへの情熱」に火が付いているかどうかです。

 

驚くべきことに、偏差値の高い高校に入学しても、その生徒自身の「学習意欲」や「成長への姿勢」が下向きだった場合、学力は急速に低下していきます。

 

これは、一流レストランに就職したものの、料理への情熱を失ってしまったシェフのようなものです。技術はあっても、創造性や向上心がなければ、その才能は十分に発揮されません。

 

残念ながら、中学生向けの塾の中には、単に定期試験の点数を上げて内申点を取らせ、大量の宿題を与え、先生のキャラクターや面白さで生徒を引き付けるだけで、ある程度の生徒を有名高校に合格させているところもあります。

 

これは、料理の基本技術だけを教え込み、有名レストランに就職させることはできても、その先の成長を考えていないようなものです。

 

生徒の将来を考えると、単に入試テクニックを教えるだけでなく、自立心や学習への情熱を育てる塾を選ぶことが重要です。

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