模試の点数に一喜一憂する前に。

"失敗"の価値と成長戦略

· 英語勉強法,塾長の指導観・雑感

宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ

中3は下野模試があと2回となり、学校で三者面談が行われています。

また高3も共通テストプレテストが今週末に行われ、いよいよ本番まであと少しというところまで来ました。

お子さんの模試の点数に一喜一憂される保護者の方は少なくありません。

しかし、私の20年の教育現場での経験から言えることは、「特定の時点での模試の点数」と「最終的な成功」の関係は、多くの保護者が考えるほど直線的ではないということです。

実際、模試の点数は確かに現時点での学力を反映する重要な指標ですが、それは"可能性の一部"を示しているに過ぎません。

むしろ、私が見てきた「伸びる生徒」には、ある共通点がありました。それは、模試での失敗を「情報収集の機会」として捉える力です。


例えば、当塾の卒業生でAさん。高3の11月模試では世界史のマーク模試の点数が45点前後をさまよっていました。

しかし、彼女には特筆すべき特徴がありました。毎回の模試後、自分の解答を丹念に分析し、「なぜここで間違えたのか」「時間配分のどこに問題があったのか」を克明に記録していたのです。
 

この習慣が、後の飛躍的な成長につながりました。「点数」という結果ではなく、「その過程で何を学べたか」にフォーカスを当てる姿勢が、センター試験本番では84点という結果を導いたのです。


では、具体的にどのように模試と向き合えばよいのでしょうか?
 

私が提案する「3つの視点」をご紹介します:

1「診断書」として活用する
模試は「判決」ではなく「診断書」です。現在の学習状況を客観的に把握し、次の一手を考えるための情報源として活用しましょう。
 

2 時間管理能力を育てる
本番で実力を発揮するために重要なことの一つは、時間管理能力です。

模試を「時間管理の練習場」として活用することで、本番での実力発揮につながります。
 

3 メンタルマネジメントを学ぶ
模試での失敗体験は、本番で使える「メンタルの強さ」を育てる絶好の機会です。失敗を恐れず、むしろ積極的にチャレンジすることを推奨します。

最後に、ある東北大合格者の言葉を紹介させていただきます。
「模試の点数は、将来の可能性を示すものではなく、現在の自分に必要な課題を教えてくれるもの」
 

この言葉には、深い洞察が含まれています。お子さんの模試結果に一喜一憂する前に、まずは「何を学べるか」という視点で結果を見てみませんか?
 

それこそが、お子さんの真の成長につながる第一歩となるはずです。

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