宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ
今までの指導経験の中で、危険だと感じる生徒の思い込みがあります。
それは「学校の英語の授業についていけているから大丈夫」という認識です。
「娘は学校の英語の成績が良いのですが、模試の成績が伸び悩んでいます」というものがあります。
実はこれ、とても典型的なケースなのです。
なぜこのような齟齬が生まれるのでしょうか。
実際、多くの高校では、授業についていける=英語ができる、という錯覚を生みやすい環境があります。
定期テストは教科書の内容から出題され、文法問題も基本的なものが中心です。
つまり、「学校の英語」と「受験の英語」には、大きな溝があるのです。
具体例を挙げましょう。栃木県の高校生の学校英語について行けている生徒の平均像は以下のようなものです。
・学校の定期テスト:65-90点
・模試の英語:偏差値45-55
・長文読解:1文1文は理解できるが、高得点にはならない。
特に注目していただきたいのは、模試における長文読解の状況です。
学校の教科書レベルの英文は読めても、大学入試レベルの長文となると、読解速度が著しく低下し、制限時間内に問題を解ききれないケースが大半です。
さらに重要なのは、各高校の進学実績です。
例えば、「英語は得意」と言っている生徒が多い学校でも、実際に難関大学に合格できる生徒は極めて限られています。
これは、「学校でついていける」レベルと「受験で結果を出せる」レベルの間に、大きな差があることを如実に示しています。
では、どのような状態を目指すべきなのか。
大事なことは、「周りと大きな差をつける」ことです。具体的には:
・模試で最低でも偏差値65以上
・長文を読むスピードが130wpm(1分間で130英単語を読めるスピード)
このレベルに達して、やっと「ひと安心」できる状態だと考えています。
実際、共通テスト英語リーディングの語数は6000字を越えています。
80分の試験時間のうち、35分程度問題を解いている時間と考えると、45分で英文と選択肢を理解しなければなりません。そうすると130wpmないと、読み終わらないで試験終了となります。そして大半の受験生は現実に読み終わりません。
「学校の授業についていける」という安心感は、実は危険な罠です。大学受験は、学校の授業レベルを遥かに超えた英語力を要求します。
その差を認識し、早期から適切な対策を講じることが、合格への近道となるのです。
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