宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ
「英単語も覚えているし、文法もある程度理解している。それでも英語の長文が読めない…」
このような悩みを抱える生徒は少なくありません。
この問題を解決するために知っていただきたいのは、英語長文読解には“短期記憶”が密接に関係しているということです。
実際、多くの生徒が直面している課題は、読解中に「少し前に読んだ内容を短期記憶できない」というものです。
これはどういうことでしょうか?
例えば、長文の一文目で「ある事件が起きた」と書いてあったとします。
ところが、その内容を次の文を読むときに忘れてしまい、「なぜその事件が問題なのか」が理解できなくなるのです。
このように、前の文脈を保持しながら読む能力が弱いと、読解力が著しく低下します。
「読解は数をこなせば慣れる」というアドバイスをよく耳にします。
しかし、短期記憶の不足が原因の場合、この方法だけでは時間がかかりすぎることが多いのです。
問題は「何を意識して慣れさせるか」という点にあります。
短期記憶を鍛えるためには、以下のようなアプローチが効果的です:
・要約を意識させる
各段落を読んだ後、「今読んだ内容を一文でまとめる」という練習をします。
最初は時間がかかりましたが、続けるうちに自然と前後の文脈をつなげて考えられるようになります。
・キーワードに印をつける
重要な単語やフレーズに線を引き、後から参照できるようにする方法です。これにより、文章全体の流れを視覚的に捉えやすくなります。
・「前後関係」を意識した質問を投げかける
例えば、「この段落の主張は、前の段落とどう関連しているか?」といった問いを繰り返すことで、文脈を意識する力が養われます。
短期記憶を鍛える訓練を取り入れることで、読解力は飛躍的に向上します。
試験時間内に文章全体を理解し、正確に答えを導けるようにもなります。
「読解力を鍛える=ただ数をこなす」と考えるのではなく、「どの部分に弱点があるのか」を見極めた上で適切な訓練をサポートしてあげることが重要です。
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