共通テスト直前!成績が伸びる子に共通する学び方とは?

共通テストで結果を出すために必要な本当の学び方とは?

· 英語勉強法,塾長の指導観・雑感

宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ

成績アップのカギは「慣れ」ではなく「基礎力」
 

共通テストが迫ってきましたが、当塾の塾生たちの調子は上々です。入塾時に3割や4割の得点しか取れなかった生徒も、現在では7割を超える成績を出せるようになり、あと数週間で8割も狙える段階に来ています。この成果は、地道に積み上げた「基礎力」の賜物です。

 

よくある話ですが、英語の勉強において「夏休み明けから共通テストの過去問や模試の過去問を繰り返し解かせるだけ」という指導者がいます。

 

一見すると効果的に思えますが、実際にはこれが本番で失敗を招きやすい最大の原因となることをご存知でしょうか?

 

「過去問頼み」の危険性
 

過去問演習はあくまで最終段階の確認作業であり、それまでに築かれるべき基礎力がなければ、本番で得点を安定させることは困難です。

 

過去問に早い段階から取り組むと、問題形式や出題傾向への「慣れ」によって一時的に点数が上がることがあります。この「慣れ」による成績向上が、かえって悲劇を生む要因となるのです。

 

たとえば、文法や語彙、英文解釈の基本がしっかり身についていないまま過去問に取り組むと、見かけ上の点数は上がるかもしれません。しかし、本番で少しでも問題の傾向が変わったり、難易度が上がったりすると、点数が大きく崩れる危険性があります。結果として「できるはずだったのに」という後悔につながりかねません。

 

当塾のアプローチ:基礎を固める重要性
当塾では、英語力の底上げに重点を置いています。具体的には、以下のようなステップを大切にしています。

・文法・英文解釈の徹底訓練
夏前までに文法や構文をしっかりと理解し、短い英文を正確に読み解く力を養います。これが、長文読解の土台となります。

 

・語彙力の地道な積み上げ
毎日少しずつ単語を覚え、使用頻度の高い単語から応用的な表現まで幅広く対応できる力を鍛えます。過去問演習だけでは、この語彙力は身につきません。

 

・実戦形式の演習は最終段階に
基礎が整った段階で、初めて過去問に取り組むことで「基礎力」と「慣れ」の両方をバランスよく伸ばします。

 

こうしたプロセスを踏むことで、生徒たちは本番での変化球にも柔軟に対応できる力を身につけています。

 

実例:努力が花開く瞬間

今回紹介するのは、当塾に通っていたある生徒の事例です。この生徒は、英語が苦手で、中学時代の定期テストでも平均点そこそこでした。高校に進学してからも、英単語を覚えるのに苦労し、英文を読むスピードも非常に遅かったため、模試での得点は2割台にとどまっていました。

 

しかし、彼の努力と当塾の指導法が見事に結実しました。

 

入塾当初は、短文を正確に訳せる練習を徹底的に行い、一文一文を正確に読むことに集中しました。

 

毎回の課題をコツコツとこなし、半年間で基礎力を飛躍的に伸ばした彼は、長文読解に取り組むころには英文全体の構造を瞬時に理解できるようになっていました。

 

その後、過去問に取り組み始めると、初回の模試では5割程度の得点だったものが、次第に6割、7割と上昇。共通テスト本番では、84点の得点を取るほどに成長しました。

 

彼の保護者の方も、「子どもが英語を楽しんで勉強する姿を見るのは初めて」と驚きと喜びを語っています。

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