宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ
英検や大学入試の長文読解で、私たちは思いがけない発見に出会うことがあります。
2024年第2回の英検2級の長文で、霊長類の子育てに関する興味深い内容に出会いました。
ボノボの母親は、実に効果的な子育て方法を持っているそうです。
例えば、子どもに新しい食べ物を与える際、最初から直接与えるのではなく、まず母親自身が美味しそうに食べる様子を見せます。
これにより子どもの興味を自然と引き出し、学習意欲を高めるのだそうです。私たちは、霊長類の子育ては単純な本能的行動だと思い込んでいましたが、実は非常に計算された知的な営みだったのですね。
このような「へぇ、そうだったのか!」という発見の喜びこそ、英語長文を読む醍醐味です。
私たちは往々にして、自分の思い込みや常識で物事を判断しがちです。しかし、様々な分野の英文に触れることで、その思い込みが覆される瞬間に出会います。それは、知的興奮と新鮮な驚きをもたらしてくれます。
ところが、英語がまだ得意でない高校生の頃を思い返すと、このような知的発見の喜びを味わう余裕はありませんでした。
「知らない単語や分からない英語構文が出てきたらどうしよう」と、常に不安がりながら読んでいた記憶があります。これは、まさに英文に振り回されている状態でした。
このような状態では、いつまでも正しい内容理解には至りません。大切なのは、視点を変えることです。「この英文を読むことで、どんな新しいことを知れるのだろう」という期待感を持って、自分から積極的に英文に向き合うのです。
そもそも、母国語ではない言語を学ぶ目的は何でしょうか。それは、新たな視点や知識を得るためです。
英語という言語を通じて、私たちは自分の知らない世界や考え方に出会うことができます。
例えば、先ほどのボノボの例は、子育ての本質について考えさせられる興味深い内容でした。
このように、英文を読むことは、単なる言語学習を超えて、私たちの視野を広げ、思考を深める機会となります。
ですから、英文を読む際は、未知の表現に怯えるのではなく、「どんな新しい発見が待っているだろう」とワクワクしながら読んでみてはいかがでしょうか。
そうすることで、英語学習は単なる試験対策から、知的好奇心を満たす豊かな体験へと変わっていくはずです。
宇都宮市英語専門進学塾EX
EXを知る1DAY
当塾が初めての方対象:1DAY相談会・講座のご案内
現状の学習状況などをお伺いしながら、経験豊富な本松塾長がアドバイス
苦手な文法項目を受講生に選んでもらい、演習・解説
志望校過去問の長文を解き、ポイントを解説
面談実施後、有料体験授業を受講していただくことができます