宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ
高校のペースで英語を学んで、本当に間に合うのか?
新高校1年生の皆さんは、来週オリエンテーションを控え、徐々に合格発表の喜びも一段落してきたでしょう。
新しい環境での授業、部活動への期待に胸を高鳴らせているかもしれません。
しかし、ここで保護者の皆さんにぜひ考えていただきたいのは、「高校の英語の進度で、本当に大学受験に間に合うのか?」という点です。
結論から言えば、多くの高校生は学校のペースに合わせているだけでは、受験レベルの英語力を身につけるのが困難です。
なぜなら、学校の進度は「授業の理解」を目的としており、「受験で通用する英語力の完成」にはほど遠いからです。
英単語の学習は、スピードが命
たとえば、高校では早い段階で単語帳が配布され、定期的に単語テストが行われることが一般的です。
しかし、そのテスト範囲はごくわずかであり、しかもテストの頻度も決して高くはありません。その結果、1冊の単語帳を1周するのに半年以上かかる高校もあります。
ここで問題なのは、「半年かけて1周」というペースでは、春に覚えた単語が夏にはすっかり抜け落ちてしまうということです。
記憶というものは、短期間に繰り返し定着させないと、簡単に忘れてしまいます。
つまり、ゆっくり覚えても、それを思い出す機会が少なければ、せっかくの努力が無駄になってしまうのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
答えは単純です。「まずは一気に1周」することです。
短期間でざっと覚え、その後、何周も繰り返すことで記憶を定着させる。
例えば、1週間で単語帳を1周するつもりで一気に進め、その後は2~3日に1度のペースで復習する。この方法なら、半年後に「もう一度覚え直し」なんてことにはなりません。
文法の学習も、体系的に早く終わらせるべき
単語と同様に、文法の学習も高校のペースに任せていると危険です。多くの高校では、1年間かけて少しずつ文法を学習していきます。
しかし、1年かけても文法の全範囲が終わらない学校も少なくありません。
この進め方では、文法を「全体の構造」として理解する機会が失われ、バラバラな知識のまま受験期を迎えてしまうリスクがあります。
例えば、倒置法を習うのが高2の春だったとします。
その時点で受験まであと2年を切っています。ここで初めて「倒置法って何?」と学び始めるのは、あまりに遅すぎます。本来なら、高1のうちに文法を一通り学び、実際に使える形にしておくべきなのです。
理系志望者は特に「英語の先取り」が必須
特に国公立大学を目指す理系志望の生徒は、高2後半から高3にかけて数学・理科の学習が本格化し、英語に割ける時間が激減します。
数学Ⅲ・数学C、さらには共通テストレベルまで仕上げる理科2科目……これらを同時並行で進める中で、「英単語を覚える」「文法を復習する」余裕があるでしょうか?
答えは明らかです。
高3になってから英語に時間を取られるようでは、理系科目の学習が圧迫され、結果として受験全体のパフォーマンスが落ちることになります。
だからこそ、高1の段階で英語をしっかりと先取りし、高2の終盤には「英語はもう仕上がっている」という状態にしておくことが、受験での成功の鍵なのです。
受験を有利に進めるために、今すべきこと
英語の勉強は、「今やるか、後で苦しむか」の二択です。
受験が近づいてから「単語が覚えられていない」「文法があやふや」という状況では、他の教科の足を引っ張るだけでなく、最悪の場合「英語のせいで志望校を下げる」ということになりかねません。
だからこそ、高1のうちに:
・単語帳を短期間で1周し、その後何度も復習する
・文法を体系的に一通り学び終える
・長文読解の基礎を身につける
これらを徹底することが、高2・高3での学習を圧倒的に有利に進めるカギとなります。
高校のペースに合わせるのではなく、自ら戦略的に学習を進める。この視点を持つだけで、大学受験の結果は大きく変わります。