各高校では英単語のテストが課題になっていることが多いです。1週間で決められた範囲を覚えて小テストという流れです。
英単語を覚える際に小テストを繰り返すというのは大変有効な方法ですし、先日取り上げた「英単語学習の科学」にも述べられています。
ただ、学校のやり方だと遅すぎるという欠点があります。新出単語を2000語覚えるとして、1週間あたり50個ずつ課題にするとします。そうすると単純計算で2000÷50=40週となり、単語帳を1周するのに約1年かかってしまいます。
必然的に前の単語をどんどん忘れていきます。そうすると1年間小テストのために一生懸命勉強して高得点をとり続けたのに頭の中にはほとんど残っていないという悲劇が起こります。
学校が単語量をしぼって課題とするのにも理由があると思います。
「生徒達は英語だけ勉強しているわけではないので、あまりに量を出しすぎると大変だろうし、やれないだろうな。1週間に50個程度ならなんとかなるか」
という配慮です。
しかし本気で英語を得意にしたいのであれば覚えている単語量を増やすのが絶対条件です。
時間をかければかけるほど以前やった単語を忘れてしまうのであれば、話は簡単。
一気に詰め込みましょう。
一気に詰め込むデメリットは完璧を目指しにくいという点にあります。でもそれでいいのです。
一気に詰め込んだ結果3日後に半分忘れてしまった。
その場合また一気に見直して詰め込み直します。
また忘れて4割忘れてしまったとしても1割は定着したことになります。
また一気に見直して3割忘れたとしてももう1割さらに定着します。
それを繰り返せば暗記の定着率が大幅に上がります。
不完全でもいいので一気に進めて、何回も繰り返すのです。
私自身も英検1級に合格した際は英検パス単1級を3ヶ月で10周は繰り返しました。
半年や1年のかける悠長なやり方ではなく、とにかく一気にやる。そうすると英文が驚くほどクリアに読めるようになります。
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