英語ができない理由を分析

· 塾長の指導観・雑感,英語勉強法
kadokawa

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我が子の英語の成績が伸びず、どうしたらいいものかと考えている保護者の方も多いと思います。

原因の分析

まずは、正しくできない原因を把握する必要があります。

ここで間違えてしまうと、当然成績は伸びません。

医者が最初に誤った診断をしてしまうと、それに基づき治療しても一向に治らないのと同じです。

やってしまいがちなのが、できない原因を「英語の問題の演習不足」と原因分析し、「問題を解きまくろう!」と対応をしてしまうことです。

 

具体性も戦略も何もありません。このような指導をされたら、その指導には疑問を持った方がいいかもしれません。

根本原因orその場しのぎ

 

英語に関して言えば、並べ替え問題のこつ、長文問題の正答率を上げる方法などはすべてその場しのぎの解決策です。

 

受験直前でなんとか本番に間に合わせるということが目的であれば、このその場しのぎの解決法でも有用です。なにせ時間がありませんから、本質的な力を伸ばすのには無理があります。

 

その場しのぎとはいえ、受験テクニックを駆使すれば、点は取りやすくなります。

英文がきちんと読めていなくても得点になんとか結びつける方法もなくはありません。

 

しかし、それでは根本的な解決策にはなりません。

 

言うまでなく、英語のテストで成績を抜本的に上げるには、本当の英語力そのものを上げるのが王道です。

 

「自学力の育て方」でも書きましたが、多様な英語の試験、出題形式があるモノの英語は英語です。その本質は変わりないのです。

 

そして、英語力そのものを上げるには、やはり時間が必要です。

 

単語、熟語をコツコツ覚え、英文法をマスターし、英文の構造を見抜き、直読直解で、英語を理解し、発信できるようになる。発音を重視し、様々な点に気を配りながら音読を繰り返す。

 

これが英語の勉強の王道です。

 

そして単語を覚えると言っても覚え方が適切か、英文法といっても記号問題や4択問題ばかり解いていないか、発音を重視して勉強しているか、などをきちんと一人一人分析し、改善をしていく。

 

その積み重ねで英語ができない根本原因が解決され、爆発的な英語力の伸びにつながるのです。