宇都宮英語専門 進学塾EX塾長のブログ
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早稲田大学 商学部では2021年入試から大幅に入試制度が変わりました。
まずはデータです。
一般選抜
地歴公民型 受験者数 7,980人 合格者数 681人+196人(補欠合格) 倍率 11.7倍
数学型 受験者数 2,205人 合格者数 419人+101人(補欠合格) 倍率 5.3倍
英語4技能型 受験者数 214人 合格者数 66人 +20 人(補欠合格) 倍率 3.2倍
2021年から早稲田大学商学部はセンター利用入試を廃止、すなわち共通テスト利用入試を採用しませんでした。
従来のセンター利用入試の人数分が一般入試に振り分けられたため、一般入試の合格者が増えています。
また、従来の一般入試は数学・社会の選択科目方式(点数が標準化される)だったのがこれも変更され、数学選択と社会選択に対し、別々の定員が設定される別枠方式になりました。
その結果、社会科で受ける受験生は、数学受験するであろう東大などの難関国公立大受験者と戦わなくてよくなりました。
そして、商学部の英語4技能利用型入試は文学部や文化構想学部と違い、3科目受験と英検利用型を併願することができません。出願時にどちらかに決めて出願することになります。
商学部の英語4技能利用型入試に出願するためには英検準1級以上に合格していることが条件です。
準1級は出願条件で、1級に合格していると、素点に5点加点されます。(※TOEFL ibt72点以上でも出願可です)
英検利用入試で5点加点部分の受験生の平均点が0.72点と発表されていますので、英検利用入試で英検1級合格出願者は約7人に1人という計算になります。
すなわち準1級出願者:1級出願者=6:1ということです。大半は準1級合格での出願ということになります。
特筆すべきは合格者最低点です。
地歴・公民型 131.35点、数学型 107.60点、英語4技能テスト利用型 120.05点
なんと、素点合計が地歴・公民型より5点多い英検利用入試の方が、最低点は11点も低いということです。(地歴・公民型200点満点、英語4技能利用型205点満点)
ということは、英検準1級を取っている受験生は早稲田大学商学部入試ではかなり有利になるということが言えます。(もちろん1級を取っていればさらに有利ですが、一般の受験生にとって現実的ではありません)
立教の入試もそうですが、MARCH以上の大学を狙うのであれば今後は英検準1級に合格しているかどうかが一つの目安になりそうです。