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「先生のアドバイス通り、音読をしてるんですけど、長文が読めるようにならないんです」
「そうか、音読って何回くらいやってる?」
「以前、1,2回しかやってなくて、回数が足りないと思ったんで、10回位読んでるんですけど・・・」
「じゃ、音読しているテキストちょっと見せて。これは重要な熟語だね、なんて意味だっけ?」
「・・・わかりません。」
「この単語は発音間違えやすいんだけど、なんて読むのかな?」
「・・・えー、えー、★●◎△?」(何言っているかわからない)
「では、この文、ちょっと構造が複雑だけど、主語と動詞ってどれ?」
「・・・(be動詞をなんとなく探し)このisが動詞ですか?」(その文ではisが動詞でない)
実は、今のような会話は、指導あるあるです。(^^;)
音読の重要性は以前から指摘していますし、受験業界でも浸透してきてますので、音読している受験生も増えていると思います。
ただ、音読しても効果がない生徒の特徴が、「単に読んでいるだけ」なのです。
音読の前提として、わからない単語、熟語を暗記しておく、単語の発音はスマホなどで簡単に調べられるのだから、聞いて何回か自分で言ってみる。
主語、動詞、修飾関係など、文の構造をきちんと理解しておく。
そして、そういった重要なことを常に意識しながら、音読する。
1回目に意識できなかったこと、まだ自分にとって浸透していないことを意識しながら、2回目に入る。そして2回目でも不十分なところを意識しながら3回目に、、、
といった具合に音読するのが理想です。
音読は大事ですが、音読回数と成績は比例しません。音読の質と成績が比例するのです。
ただ、何となく音読していないか、ちょっと振り返ってみてください。
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