宇都宮英語専門塾 進学塾EX塾長のブログ | 国公立大学・難関私大受験・英検対策・GTEC対策
初めての共通テストまであと2ヶ月あまりとなりました。
各予備校でマーク模試が行われていますが、リーディングはそこそこ取れるものの、リスニングで苦戦している生徒が多いようです。
確かに共通テストのリスニングは一回しかスクリプトが読まれない部分があり、そこで聞き逃してしまうと得点できず、苦戦の原因となっているようです。
そしてリーディングでセンター試験までと大きく変わったのが文法問題の単独での出題がなくなったということです。
生徒からの質問で多いのが、NEXTSTAGEやVINTAGEなど4択問題が主となっている文法網羅系参考書はもうやらなくていいのかというものです。
まず国立2次試験や併願の私立に4択中心の文法問題や正誤問題が出題されている場合、従来通り網羅系文法問題集を仕上げ、文法問題を対策すべきです。
それに対し、志望する大学が長文、英作文、和訳が中心で文法問題が一切ない場合、網羅系文法問題集にエネルギーを注ぐ必要はありません。長文、英文解釈等志望校にしぼった対策にエネルギーを注いだ方がコストパフォーマンスがいいことは明らかです。
では、文法の学習は一切やらなくていいのでしょうか。
結論は当然Noです。
英作文、和文英訳、長文ともに文法が理解できていなければ、文の構造が取れず、正確な和訳ができません。
英作文では語法のミスを連発するなどの事態になってしまいます。
英語長文も一読して主語動詞修飾関係が見切れるからこそ正確に速読できるようになるのです。
EvergreenやDualscopeなどの総合英語の参考書を読みつつ、文法の勉強を続け、それのアウトプットを文法問題集ばかりやるのではなく、英文解釈や英作文問題を解いて理解度を確認するようにしてください。